■ ID | 551 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 実験池を用いた異なる底質(礫・砂・泥)におけるドブガイの行動観察 |
■ 著者 | 大塚雅彦
立正大学 田中仁志 埼玉県環境科学国際センター 木持謙 埼玉県環境科学国際センター 金澤光 埼玉県環境科学国際センター 渡辺泰徳 立正大学 野村宗弘 東北大学大学院 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第41回日本水環境学会年会、平成19年3月17日 |
■ 抄録・要旨 | イシガイ科ドブガイは水質浄化機能やタナゴ類の産卵母貝として重要な生物であるが、近年、生息域が減少している。ベントスである淡水二枚貝の生息環境として底質は極めて重要な制限因子と考えられる。
本研究では、ドブガイの生息環境として適した底質環境を明らかにするため、底質の粒径が異なるように設計した実験池を用いてドブガイの行動を観察した。実験は、埼玉県内のため池で採集した個体を用いて夏期と冬期に行った。 その結果、夏期よりもドブガイの行動は水管を出しただけの個体や水管を出した後その場で潜った個体など5つの行動パターンに分類できた。砂や泥では潜行できるにもかかわらず潜行しない個体も見られ、ドブガイの行動パターンの選択制の幅が広いと考えられた。また、水温の高い夏期の方が冬期よりも底質への潜行する個体の割合が大きかった。 |
■ キーワード | 実験地、ドブガイ、底質、行動 |
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